先日古い「Lightning」誌を漁っていた所
『70s'up! 1970年代こそポストヴィンテージ!』
という特集のを見つけた。
その中で「アメリカンニューシネマ」(60s'後半~70s'にかけて作られた映画をこう呼ぶらしい)のページがあり、そこに面白そうな映画がフィーチャーされていたので早速借りて観てみた。
・VANISHING POINT・
1971 アメリカ
出演: バリー・ニューマン, クリーヴォン・リトル, ディーン・ジャガー, ポール・コスロ
監督: リチャード・C・サラフィアン
デンバーからサンフランシスコまで'70年式ダッヂチャレンジャーを15時間以内に陸送するというクレイジーな話。

デンバーからシスコ迄。ざっと見て1500kmは軽くありそうな。。。。
POLICEの包囲網をくぐり抜け、砂漠だろうと何だろうとチャレンジャーが走りまくってます。
70年式チャレンジャー・主人公コワルスキーが乗っていたのは最高グレードのR/T!映像でR/Tのエンブレムがアップで出てくるのは、やはり最高グレードを意識してか?
出てくる小物や車やバイクや時代背景(新興宗教の共同生活etc…)等々全てが70s'!
ゴロー的に印象に残ってたのは、マッパの女の子がCL350?らしきバイクで野山を駆け巡るシーン。
う~ん自由すぎる。。。。
因に「VANISHING POINT」とは「消滅点」という意味。
果たしてコワルスキーの運命は?………
因にPrimal Scleamのアルバム「VANISHING POINT」はこの映画にインスパイアされたらしい。
・DIRTY MARY CRAZY LARRY・
1974 アメリカ
出演: ピーター・フォンダ, スーザン・ジョージ, アダム・ローク
監督: ジョン・ホッフ
レーサーのラリーとメカニックのディークが15万ドルを強奪、行きずりのメリーも乗せての大逃走劇!
こちらは69年式ダッジチャージャーが走ってます。
Dodge-Charger RTです。密かにゴローの欲しい車の中の1台。。ってエラそうに書きましたが、どこのレンタル店にも置いてないんでまだ観てません。。。
今度買っちゃおうかな。。。
・断絶(two-lane blacktop)・
1971 アメリカ
出演: ジェイムズ・テイラー, ウォーレン・オーツ, ローリー・バード, デニス・ウィルソン, ハリー・ディーン・スタントン
監督: モンテ・ヘルマン
55年式シボレーに乗るドライバーとメカニック、ヒッチハイカーのガール、ポンティアックGTOに乗るビジネスマンのロードムービー。
こちらもまだ観てないので何とも言えませんが内容的には?な映画らしい。
機会があったら観てみましょう。
他にも
・イージーライダー(1969)
今更説明不要ですね。
・俺達に明日はない(1967) ご存知「ボニー&クライド」!
アメリカンニューシネマ1号作品(と呼ばれてる)アカデミー助演女優、撮影賞受賞。
・カッコーの巣の上で(1975) J・ニコルソンの怪演が光ってます!まずは観てみて!損はさせません!
・タクシードライバー(1976) 若き日のジョディー・フォスターが出演。この作品がアメリカンニューシネマ最後の
作品となる。
番外で
・バニシングin60(1974) 60セカンズ(ニコラスケイジ主演)がリメイクしましたね。
ゴローはオリジナルの方が断然好きです!
ニューシネマと言われる作品は、反体制的な人物(若者であることが多い)が体制に敢然と闘いを挑む、もしくは刹那的な出来事に情熱を傾けるなどするのだが、最後には体制側に圧殺されるか、あるいは個人の無力さを思い知らされ、幕を閉じるものが多い。
(Wikipediaより)決してハッピーエンドではありませんが、散る間際の花のように、燃え尽きる前の花火のように、駆け抜けて行く主人公達の生き様を描いたアメリカンニューシネマ。
ゴロー的には70年代の車とか小物とかそっちが気になるのだが……
でも名作と呼ばれる物が多いので、少し腰を据えて観てみようかな。